2003-08-22-Fri 百合子さんを。 [長年日記]

_ [文芸]先輩。

武田百合子を紹介してくれた先輩から電話があったのでちょこちょこと話す。主に後輩達の様子と俺の作品のことだが、百合子さんの話もする。

純真で天然な百合子さんの文章はハードパンチだろうと。でも、百合子さんのパンチがなぜ不快じゃないかというとやっぱり人間性がええからやろうな。それには俺も同意する。やっぱ結局は人間性がものをいうで。いくら文章を取り繕っても人間性には勝てない。人間性をよくする努力をしないといかん。

_ [文芸]後輩。

後輩達の話になって、後輩達と話していて気がついたんだけど、あいつらは自分の言葉が簡単に伝わると思ってるな。狭い世界の中で言葉が完結するから広い世代には伝わらない。百合子さんの言葉は誰にも伝わるでしょ。それが違う。

_ [文芸]結局。

背伸びせず、カッコつけず、自分の背丈にあった小説書けよと言われる。長所を伸ばすか、欠点を隠すかの選択は難しいがそれがバランスよく出来るといい作品が出来るからと。頑張らないと。

_ [music]JAZZ。

ちなみにこの先輩はJAZZの師匠でもあるのでJAZZの話にもなる。処女親父の東京JAZZやら澤野工房やらお勧めのベーシストやらを話す。どうも先輩はスコットラファロは嫌いらしい。俺は好きだ。

_ [music]本日のBGM。

時給800円『死ぬほどあなたが好きだから』。生で聞いたら下手っぴですね。

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