DINKS(Double Income No Kids)はアメリカではどちらかというと産まないことで夫婦が気ままに余裕のある生活を暮らすという意味なのだが、ここで取り上げているのはあくまでも「子無し共働き夫婦」と言う意味であることを前提に挙げておく。
先輩の奥さんが日記でDINKS宣言をした。ネット上とはいえ非常に勇気が要るカムアウトだったと思う。まだ日本には夫婦なら子供を持つのは当たり前という考えがまかり通っている。実際に俺自身も面と向かっては言った覚えは無いが先輩夫婦の子供はまだかなと誰かに言ったことがある。
あくまでもセックスをしない、結婚後も避妊を続ける、不妊治療を続ける、やめるは夫婦間の問題で他人はもとより両親や親族がとやかくいうものではないのだ。他人が「セックスしろしろ」はおかしな話であるが、他人が「子供まだ? はやく子供を見たいな」は普通にある会話なのだから不思議だ。何気ない台詞のつもりでも当人にとっては辛い言葉になることを覚えておかなければいけない。
孫の顔が見たいと言う先輩達の親の気持ちもわからないではない。だが、出来てから虐待や殺害ということになるよりかは(もちろん、彼女がそんなことをするとは微塵にも思わないが)産まないという選択を選ぶ方が正しい。決して親の自己満足の産物でも、ましてや親の親たちの愛玩物ではないのだ。
DINKSを否定する言葉に子供を産まないのは生物界の摂理に反するという言葉がある。確かに生物界の絶対的な掟としては子孫繁栄が挙げられるが、それはあくまで生物学上からみた生物の摂理である。人間が食物連鎖のピラミッドから脱却している時点で生物学上だけで子を為すことを語るのはナンセンスである。
もちろん、先輩夫婦の考え方が変わって産む選択を選んだときに高齢出産になるかもしれない。そのリスクも含めても考えぬいて出した結果なのだからそれは仕方が無いことなのだろう。でも、今望まざないものを強制的に作らされるよりかはセックスをしていても避妊をきちんとする方が人間として何倍も素晴らしいと俺は思う。
ちなみにDINKSと年金制度問題は今の年金制度自身が崩壊しているので議論の余地無し。
なんだかぐだぐだしたものになったけど、もう少し詳しく知りたい方は参考HPへ行くとDINKSとは何かから分かりやすく説明しています。
掟というか、しぜんな欲求というんじゃないんでしょうか。だって作家が作品を通じて自分のDNAを後世に残そうとするのだってそれに似てるし。(それとも公認された自己顕示?)どちらにしても人間が他の生物に比べて飛躍的に歪んだ進化を遂げた事はそれの一要因として考えられるとも思えます。
大変だけど、かわいいよ?<子ども
私も不妊治療の末ですが、DINKSを選んだ者です。<br>子どもを断念した当初は悲しみもありましたが、現代の子どもをめぐる事情を知るうちに、これで良かったような気もしています。確かに子どもは可愛いし、種族は残したいものです。しかし、それは「親側」の理由にしかすぎません。現代の日本に生まれてきた「子ども」自体が、この先幸せになれるか?生まれてきて「良かった」と思えるような人生を歩ませてあげれるか?こうした部分を考えるうちに私の場合は「生まない」事が正解なような気がしてきました。これからの時代は、経済的にゆとりがある、または世間を上手く渡っていく機知に長けている、そういう親の元に育たないと子どもが不幸になるような気がします。私はその条件から遠いところにあるので、やはり断念して正解だったのかもしてません。
子供産んだ人がかわいいとか、良いとか…<br>文章の理解力に欠けますね!といつも思います。<br><br>産むも産まないも本人の勝手です。<br>「子供まだ?」は、「セックスしてるの?」と聞いてるような恥ずべき質問だって日本人にはいい加減分かってほしい。