先日、同級生の友人(彼女は僕ら友人の間で年齢が……もとい、姉御肌のため『ねーちん』と呼んでいる)と話していると、「週に一度の学生勉強会をやめにしないか」と切り出してきた。同級生を何人か集めて、週に一度、東洋医学系の勉強会をしているのだけど、彼女曰くそんな時間ないじゃないと。
なんとか彼女と僕は同級生よりかは東洋医学系の知識があるので、(特に彼女が)指導役をすることが多いのだけど、彼女にとっては指導役をしている限り自分の勉強にはならないと感じていたらしくて、その時間を一緒に行っている治療院で勉強している難経本義諺解という古典の読み合わせをしたいと思っていたらしい。
「いじわるでいってるわけじゃないんだよ。でも、まずは自分の勉強じゃないの? 他人に教えてる時間なんか無いし、私達は指導する立場じゃないでしょ。レベルを合わせていたら自分の勉強にならないよ。本当に彼ら(同級生)が勉強したいのならこっちのレベルに合わせるように勉強してくるでしょ?」
確かに彼女の言い分は正論だと思うし、本来はそれが勉強会の本質だとは思う。でも、指導することが勉強にはならないとは僕は思っていないし、それより彼らが東医系を苦手と思う前に楽しいと僕は思って欲しい。
そう伝えると、「それは私とかどっちの優先度の違いだね」と言われてしまった。
自分の勉強か、みんなで一緒に鍼灸師としてやっていけるかの違い。目標は同じちゃんと治療できる鍼灸師なんだけどなぁ。