近くにレンタル&セルビデオ屋が出来てオープニングセールの一環として新作&旧作のDVDが100円でレンタルだったので早速借りてきました。本当はモーターサイクルダイアリーズとスイングガールズを借りたかったんだけど前者は置いていなくて後者は全部レンタル中だったので次点のRayを借りました。あと一本くらい見れるなと思ったのでジョゼと虎と魚たち、ヘドウィッグアンドアングリーインチ、ドラッグストアガールの中からガールつながりでドラッグストアガールに決定。
ジェイミーフォックス万歳な映画。映画作品としてはいろいろな出来事を詰め込みすぎて映画館で見ていたらケツが痛くなっていただろうなぁと思う。特にファンでもない人はね。でも、JAZZ、R&Bの巨人レイチャールズの人生を二時間半の映画にしようと思うほうが無茶だしそれでもあえて決行したことは素晴らしい。
映画はレイの栄光の裏側……ヘロイン漬を描こうと模索していたみたいだ。それは劇場版未公開シーンからでも見ることが出来る。
この時代のミュージシャンはチャーリパーカーを筆頭にミュージシャンであるものはドラッグをしてなければダメだという風潮があった。これは今でも芸術家におおいのだけど。ヘロインと不倫によって壊れていく人間関係をありのままに映し出したのは生前のレイの要求だったらしい。別れた友への償いなのか誰しも栄光の裏には苦悩があるというメッセージを伝えたかったのかは今となってはわからない。
主演のジェイミー・フォックスがまさしくレイを生き写したような演技でそれが演技とは思えないほどだった。たしかにアカデミー主演男優賞を獲得するだけある。